スイスに拠点を置くUCIのワールドクラスの選手育成施設ワールドサイクリングセンターやUCIの世界各国のサテライトセンターにおいてもWattbikeが大規模に導入されています。
日本ではケイリン選手がこぞって購入し、実績を上げているとのことです。
サイクルスポートによる心肺能力の強化は他のスポーツでも注目されており、ラグビーでは世界TOPチームのNZオールブラックスが採用しております。
ワットバイクに標準搭載されているコンピュータはユーザーのプロファイルを入力して個人のパフォーマンス分析、テスト、ワークアウトの作成・実行、周辺デバイスとの接続などが可能です。
ワットコンピュータでペダリング中にかかっている力がPolar Viewというグラフでリアルタイム表示されます。以下の図のようにペダルの円運動中にかかっている力にバラツキがあると効率の悪いペダリングという事が出来ます。
ペダリング初心者のPolar View
ペダリングの円運動中にかかるばらつきが少なくなると以下の様に円軌道の窪みがなくなり、効率の良いペダリングが出来ていることがわかります。
ペダリング上級者のPolar View
このほかにもワットバイクコンピュータのみで色々なことができる。ワットバイクコンピュータの機能については次のページもご覧ください。
ワットコンピュータを使う場合は毎回自分のデータを呼び出してくる必要があり、正直なところボタンの操作性はいいとは言えないし画面も白黒である。
これに対してWatt hubという無料のスマートフォンアプリを使えばユーザープロファイルはスマートフォンから自動でワットコンピュータに転送されるためため使い始めるためのひと手間が短縮できる。
画面は当然カラー表示でよりグラフィカルな表示できる。ワットコンピュータの表示も出た状態になるので画面が2つに増えた格好だ。
またこのWatthubから各種Work Out が呼び出せる。
現在は以下が登録されている。
- Workout
- Tests
- 20min Test
- 3min Test
- Endurance
- Building Blocks
- Eat the Elephant
- No Excuses – ‘Unders and Overs’
- Two Bites
- Speed
- Decending Pyramid
- Getting Speedy
- Holding Speed
- Warm up/ Cool down
- 10min Warm-up
- 20min Warm-up
- Grand Tour Channanges
- Brakeaway
- Climb
- Sprint
- Time Trial
- HIIT1 ~ 3
- Tests
予めパフォーマンステストにてMMP(1分間最大出力)の数値がアプリに入っていればターゲットのケーデンスとパワーはアプリが表示してくれるのでそれに従ってワークアウトすればいい。
これだけだと退屈な人のためにペダルズアップのワットバイクにはZWIFTが常時つながっているのでロードを走っている感覚で行えます。
このほかにPLANSという項目があり、12週から16週間に渡るのトレーニングプランが登録されている。Sportiveというプランは始めたばかりの人向けのレベル1と初級者向けのレベル3が公開されている。
ワットバイクによると今後どんどんこのメニューが増えるそうだ
ユーザー登録してログインするWEBサイトにワークアウトのデータがすぐさまアップロードされて以下のような画面で見ることができる。
Performance/Cadenceのグラフで任意の場所へポインターを置くと秒単位のPolar Viewが右側に表示される。ポインターを動かすと連動してPolar Viewも動く仕組み。
またLapを選ぶとそれに連動してすべてのグラフが特定のラップだけを表示してくれる。
右真ん中あたりにTCXという文字の下の黒い箱があるがこちらをクリックすればこのデータがTCX形式でダウンロードもできる。
Golden Cheeahなどライド履歴解析ソフトを使ってさらに深い解析が可能。